
長く色褪せないものに…という思いを込めて、細部に渡り趣向を凝らした建物。
行き届いた管理で大切に維持され、入居者に住み続けられています。
A様がお住まいの街は、世田谷区の中でも人気の高い東急田園都市線沿線にあります。駅徒歩3分、緑の豊富な公園の隣という好立地に、当社で賃貸マンションを建設されたのは昭和58年のこと。この度、外観塗装、屋上防水、鉄部塗装などの大規模改修を実施されました。
「PC造の建物はしっかりしているので、今まで特に大きなトラブルもなかったですね。でも耐用年数が過ぎた部分には手を入れることにしました」とA様。ご自宅の目の前ということもあって、清掃などの日常管理はご夫婦で行われており、気が付いた所は自らこまめに修繕されるなど、日頃の行き届いたケアが、建物の状態維持に繋がったご様子です。
「20年以上が経てばさすがに設備などはレトロ化します。でも新しい物が何でもいいとは限らないと思うんです。機能的に問題なく使えるものは大切にしていきたい。ただし水廻りなどは年数がたてば劣化しますから取替えも必要ですね。それから新築当時には想像もしなかった光ケーブルなど、今の人が必要とする設備は時代に合わせて追加しています」というA様。
新築時「長く色褪せないものを」という思いから、当社の設計スタッフとA様でアイデアを出し合い、様々な工夫を凝らしてつくられたグリーンハイム。分譲マンション仕様のシステムキッチン、ダブルロックの玄関ドア、外国製収納扉など、今でこそ珍しくなくなった設備も当時の賃貸では斬新なもの。長く住み続ける入居者は多く、A様は入居中もリフォームに対応。「状態が悪化したまま長く使うと結局いいことはないですね。リフォームは入居者のためでもあり、建物のためでもあります。」と、設備故障などは一カ所で起きれば他所の状態も慮るなど、細やかな心遣いをされています。

今回の改修では、そうした新築時のこだわりが活かされたものになっています。かつての外観は、南側と北側で明るさの違いを考慮し、塗装色や表面のディテールに変化をつけていました。改修時も部分的に微妙に異なる数種の塗料を使うこだわりを発揮。共用廊下、階段には新たに防滑シートを敷き安全性にも配慮されています。
プライベートでは旧車の復元もご趣味というA様。良い物に手を入れながら大切に使う、そんな物に対する真摯な向き合い方が、建物にもご趣味にも相通じるところ。当社もそんなA様を末永くサポートさせていただきたいと思っています。
